『なんと孫六』は初期の不良バトル漫画時代が面白かった

2012年10月26日 admin 不良漫画

月刊少年マガジンで1981年から連載され、
今でも続いているという噂だけど、最近のは読んでいない。

私がこの漫画に熱中していたのは初期の不良漫画時代だ。
浪城高校というDQNが集まる男子校に入学した主人公の甲斐孫六が、
不良たちと喧嘩を繰り広げるという内容だった。

高校の先輩やら番長と喧嘩したり、
他校の生徒と喧嘩したりするのだが、
リアリティーなどはまったくない。

月刊誌だからだろうか。

けっこう荒唐無稽なお話だった。

しかし抜群に面白かった。
主人公の甲斐孫六の破天荒さと何ともいえない凄み。
敵キャラも光っていた。

番長の山形。
敵の高校の剣道少年、沖田。
名前は忘れたが横浜の眉毛薄い男。

いまだにおぼえてる敵キャラの存在感。
そして凄み。

沖田の正統電光突きにしびれてしまった記憶がまだ残っている。
山形との雨の中の死闘。
ナイフ男の最後の切り札。

不良漫画というより、これはバトル漫画だ。
不良の日常生活的なディテールなどに期待してはいけない。
北斗の拳やドラゴンボールのような面白さが詰まった漫画なのだ。

当時月刊少年マガジンのトップを常に飾っていたような人気作品だ。
しかしここまで超長期連載になるとはさすがに予想できなかった。

途中から野球漫画になり、
さらにゴルフ漫画になり、
今また野球漫画に戻っているらしい。

しかし私が知っている「なんと孫六」は
不良バトル漫画の頃の「なんと孫六」だ。

『BE-BOP-HIGHSCHOOL』がそうであるように、
不良喧嘩マンガはどこかで限界が来るのだろう。
インフレが進行して。

北斗の拳やドラゴンボールなら修羅の国とか異性人とか出せばまだ続けられる。
でも不良漫画は人間で、しかも高校生しか出せない。

おのずと限界があるのだ。

「なんと孫六」の場合、沖田や山形といった素晴らしい敵が初期に出てきただけに、
限界が来るのも早く、その先を続けるのが難しかったのかもしれない。

早めに方向転換して野球漫画になってしまったのは仕方がなかったのだろう。

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