「緑野原学園シリーズ」は、高校生活への憧れそのものだった。

2014年6月29日 admin 冒険

緑野原学園シリーズ

緑野原学園、という高校を舞台に、日以上生活の中の不思議を綴った少女漫画。

男子高校生ふたりを主軸に、クラスメイトや学校中の生徒たちを巻き込んで展開される、不思議な事件。

スケールが大きいわりに日常色が濃く、テストの話やバイトの話、進路の話などがよく出てきていたのを覚えている。
「花とゆめ」連載当時、小中学生だった私にとって、この漫画は高校生活への憧れそのものだった。

もちろん普通の学生生活では、本の中に入ってしまったり、死後の世界を垣間見たり、
異世界に入り込んだり、妖精と出会ったり、なんて不可思議で奇天烈な事件は起きない。

ただ、友達と映画のような何かすてきなものを作りあげてみたり、
主人公二人やその仲間のような、かけがえのない友情で結ばれた友人達と出会ったり、
その友人達とどこかの喫茶店でテスト勉強をしたりテスト終了後の打ち上げをしたり……
といった細かな「日常」が、小中学生にとっては既にファンタジーであり、不思議な世界だったのだ。

そして何より惹かれたのは、不思議な事件ではなく、独特の、その世界観。

「この世界そのものも、誰かが想像している創作物の中かもしれない」
「本の中の創作世界も、この世界の隣に、本当に存在していて、それを感じ取った創作者が綴っているのかもしれない」。
本好きの女子中学生には、たまらない魅力だったのを覚えている。

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