『みゆき』は何歳になっても楽しめる

2017年4月13日 admin ラブコメ

miyuki

あだち充といえば、作品は「タッチ」が有名ですが、私は「みゆき」が最高傑作だと思っています。

同級生の鹿島みゆきと、血の繋がりがない妹の若松みゆきの二人の「みゆき」の間で揺れ動く、主人公の気持ちがメインに描かれていますが、女性の立場からすると、二人のみゆきの、声に出さない気持ちが見え隠れしている所が、とっても良いです。

同級生のみゆきの、好きな人のために進学を諦めたり、一緒に浪人したりする大胆さなど、尽くし型が半端ないです。
また妹のみゆきも、自分の気持ちを抑えながらも、主人公の兄の恋愛を応援する所が、せつないです。
この時代は、男女の恋愛が、あまりオープンではなく、純情な所が良いです。

ちょっとした事で、ドギマギしたり、誤解が生まれたり、気持ちが伝わったり伝わらなかったり、読んでいる方も、ドキドキします。

二転三転しながら、最後までハラハラして、どうなるのか分からない所が良いです。
最後になって、主人公だけに決断が迫られるので、やっとスッキリします。
周りは、どうなっても受け止める感じも良く、温かい気持ちになります。

こんな完璧な女性はいないと分かっていても、面白く見られてしまうのが、あだち充作品のスゴイ所だと思います。

何故か、空想ではなく、身近にも存在しているような気持になり、親近感が湧いてきます。
大人になってから読み返しても、歳を重ねてから読み返しても、何度でも楽しめる作品です。
自分の子どもにも読んで欲しいです。

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